リンゴ型

男性特有のポッコリお腹は「リンゴ型」。ドーンと立派に前にせり出して、まるでお相撲さんのようで、おへその奥を中心にまるで大きなリンゴが中に詰まっているように見えます。典型的なメタボ体型でもあります。
なぜ男性が太るとこのリンゴ型の太り方をするのか?その原因を探ってみましょう。

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お腹につく脂肪細胞は2パターンある

脂肪を溜め込む役割を持つのが脂肪細胞。白色の細胞で、脂肪を多く溜め込むと膨らみ膨張します。
この脂肪細胞がお腹に付く場合、2つのパターンに分かれるのです。

1・皮下脂肪に溜まって下腹ポッコリ

ひとつは皮下脂肪になるパターン。
皮下脂肪とは、お腹の皮の直下にある脂肪で、外からの衝撃を和らげる為の緩衝材としてクッションのような働きを持っています。腹まわりをぐるっと白い脂肪で囲っています。また、体温を逃がさず保温するための断熱保温材としての役割を担っています。

皮下脂肪の平均の厚みは、男性で2cm・女性で3cmで、女性の方が若干厚いのです。

女性の皮下脂肪が厚い理由は、妊娠や出産に必要な器官を守るため。
下腹部にある臓器を脂肪で囲って、緩衝材及び断熱保温材として利用するのです。

皮下に脂肪を溜める指示を出している「エストロゲン」という女性ホルモンがあります。美容に興味がある方は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

エストロゲンは女性にとって重要なホルモンで、美人ホルモンとも呼ばれることも。
なぜなら、女性の特有の丸みのあるボディラインを作り出すなど、女性のカラダとココロに大きな影響を与えているのです。

女性ホルモンのエストロゲンの働きで、女性が脂肪が溜まる場合には、お腹の下腹部、皮下脂肪が付きやすいようになっています。

2・内臓脂肪に溜まってせり出しポッコリ

もうひとつは、内臓脂肪として溜まるパターン。

内臓脂肪はお腹の奥に潜む脂肪組織。
腹部には腹腔という大きな袋があり、消化管や肝臓などの臓器が収まっています。この腹腔内の内臓同士の隙間を埋めて、内臓の位置のズレや互いが直接ぶつからないようにしているのが内臓脂肪です。内臓脂肪は荷物につめる際の梱包材のような役割を果たしています。

男性は、内臓脂肪が溜まりやすいのです。エストロゲンという女性ホルモンが男性にはありませんから、余った脂肪は、皮下脂肪ではなく内臓脂肪としてどんどん蓄積されていきます。

 

 

男性と女性で脂肪がつく場所に違いがある

男性は内臓脂肪が溜まりやすく、女性はお腹の皮下脂肪が溜まりやすい、という特徴があります。

内臓脂肪がたまるとお腹の深い中心部に脂肪がつきますので、中心から外に対して圧力がかかり、おへその置くあたりを中心にした「リンゴ型」の太り方をします。

男性に多いのはこの「リンゴ型」の太り方、内臓脂肪型です。

女性の場合は、女性ホルモンのエストロゲンの働きで、お腹の皮下に脂肪が溜まっていきます。お腹の皮下脂肪に脂肪が溜まると、自らの重さで垂れ下がりはじめて下腹が出てきます。

これが、腰から下のラインがもっとも太くなる「洋ナシ型」の太り方
腰まわりの下あたりがドーンと盛り上がり、いわゆる下半身デブの皮下脂肪型です。

下腹がポッコリ出る「洋ナシ型」の太り方は、女性に多い太り方です。

なぜ男女で違うのか?

男女で脂肪の溜まり方が違うのは女性ホルモンであるエストロゲンの存在です。エストロゲンには皮下に脂肪を溜める働きがあり、このために女性は下腹が太りやすいのです。男性の場合はエストロゲンのホルモンがないために、皮下ではなく内臓へ脂肪が溜まっていきます。

 

男性の「リンゴ型」肥満は危険

脂肪細胞のホルモン分泌の性質が、正常時と肥満時で善玉から悪玉へと正反対に変わってしまうことがあります。
脂肪細胞は、太っていない正常時には30種類以上のホルモンを出す内分泌器官で、抗菌作用など様々な役割の持つホルモン分泌が盛んです。
特にこのときにアディポネクチンという善玉ホルモンが大活躍。アディポネクチンには、血管をキレイにして動脈硬化を防ぐ作用があり、更に筋肉や肝臓で体脂肪の燃焼を促す働きがあります。

しかし、太ってくると内臓脂肪のホルモン分泌の性質が悪玉へと変わってしまうのです。巨大化した内臓脂肪からは悪玉ホルモンが分泌されて、同時に善玉ホルモンであるアディポネクチンの働きが弱くなるのです。

内臓脂肪が巨大化すると悪玉ホルモンを出す

脂肪細胞の数は思春期以降は増えません。思春期以降に脂肪が溜まるということは、脂肪細胞ひとつひとつのが膨らむことになります。

脂肪細胞は巨大化すると悪玉ホルモンを出すようになります。血液を固めて、血圧を上げて、さらに悪玉ホルモンの分泌を盛んにしていきます。

・血液を固める
・血圧を上げる
・さらに、悪玉ホルモンの分泌を盛んにする

この悪循環な働きがメタボの元凶となります。

善玉ホルモンであるアディポネクチンの分泌量が落ちる

さらに、アディポネクチンのホルモン分泌量が低下して、血管をキレイにして動脈硬化を防ぐ作用がなくなり体脂肪の燃焼が抑えられるようになってしまいます。

太ることによって、内臓脂肪の内部でさらに太りやすい悪循環な環境が出来初めてしまうのです。

内臓脂肪が巨大化して暴走し出すと、カラダが悪い方向へと、今までのプラス効果が逆にマイナス効果へと劇的に変化していきます。太り始めて、急激に代謝が悪くなったり、太るスピードが速くなったりするときには、この劇的なマイナス変化が内臓脂肪内で起こっている可能性があります。

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皮下脂肪と内臓脂肪を減らす方法

残念ながら近道はありません。
なによりも地道にやることです。

定石は、
食事をセーブ・コントロールしてINを減らす
運動で消費カロリーを高めてOUTを増やす
という入と出を制することです。

運動では長時間続けられて脂肪燃焼の効果が高い有酸素運動がよいでしょう。
「ランニング」「サイクリング」などオススメです。

特に内臓脂肪を減らす場合には、ある一定ラインを超えてからは
・悪玉ホルモンの分泌が止まる
・アディポネクチンが増えて、脂肪が燃焼される
・アディポネクチンが増えて、血管がキレイになる
と、いい変化を一気に迎えることになります
そこまでは、潮の変わり目を待つつもりで頑張って進むことが必要です。

 

ウエストを1センチ絞るには

ウエストを1センチ絞るには
1キロの体脂肪を減らせば達成できます。
1センチにつき1キロです。

1日に240キロカロリー分、
食事か運動でエネルギー収支をマイナスにしていけば
1ヶ月で1センチのペースで落ちていきます。

体脂肪1グラム  ・・・  72キロカロリー
体脂肪1キロ  ・・・  7200キロカロリー
1ヶ月で体脂肪1キロ ・・・ 7200÷30日=1日あたり240キロカロリー

1ヶ月で1センチのペースで落ちていく。

 

1日240キロカロリーというと

1日ごとに240キロカロリー余分に減らすとなると、運動と食事それぞれで以下のようなカロリー量の消費かセーブが必要になります。

■運動の場合

ウォーキング 1時間
ジョギング 25分
サイクリング 30分
水泳 15分弱

■食事の場合

ビール 1本
ご飯 約1杯
コーラ500cc ペットボトル1本
ポテトSサイズ 1袋

太っている人の場合は、まず運動より食事制限で始めることをオススメします。

なぜなら、運動のカロリーは意外に少ないのです。
こんなに動いて辛かったのに、おにぎり1個分!などとショックを受けることも。

太っている人にとって運動はつらくて、だるくて、嫌な事。
ある程度痩せてから運動ダイエットへシフトしましょう。

それまでは、食事制限で頑張りましょう!

 

ポッチャリお腹は豚肉の部位で言うと「バラ肉」

バラ肉とはアバラ骨につく肉という意味で、豚では胸からお腹にかけての部位をいいます。バラ肉をよく観察すると、分厚い皮下脂肪と薄い筋肉が交互に層を成しており、料理で言えば、角煮・ベーコンがそのカタチを分かりやすくしているでしょう。

あのバラ肉の白いくて厚い脂肪がお腹にあると思うと悔しく、おぞましくなります。。

脂身部分をぎゅーと退治してやりましょう!