男は３０代半ばからカラダの体質が驚くほど変わる。
学生時代に部活動で運動していたヒトほど、そのカラダが明らかに落ち目になることを経験するだろう。たとえ腹回りに脂肪がいくらか付いたとしても、ちょっと運動をすればすぐに落とせる、そう思っていた自分の手法が通用しなくなる。自信が砕かれるカラダの異変が、３０代半ばを過ぎた男、特に元部活マンに訪れはじめるのだ。
元部活マンがなぜ太りやすいか、その理由を探っていきます。
運動していたのだから太りにくいのではないだろうか？その過去の背景こそ、太りやすいカラダを作るのかもしれません。
３０代男性特有の２つのイメージギャップ
無縁だとおもっていたメタボ体型が自分に襲ってくると、それなりにショックである。特に若い頃は痩せ型だった人が、太ると自身のショックは計り知れない。
自分が太ってきている、体型が崩れはじめていることには、ある日、突然気づく。誰かに指摘されたり、思わぬタイミングで自分の姿を鏡で見たとき、自分がかなり不恰好になっていることに気づかされる。自分のカラダはすぐに見れて感じられるものだから、今どんな体型をしているか、自分でわかると思いがち。
それを他人に当てはめて考えてみよう。
「自分の体型は自分が一番よくわかるよ」
そう言っている人がいたとしたらどうだろう。
おそらく、その意見には否定的になるだろう。
あなたの体型は私の方が知っている、と言いたくなるのではないだろうか。
日常で自分で自分のカラダが見られる範囲は、両目が見渡せる範囲でしかない。もちろん、写真・鏡を使えば分かるが、その光景もだいたいが正面であり特に顔に集中するだろう。後姿を自分で確認するのは、さらにかなり希になる。
つまりは、自分の体型は分かっているようなイメージを持ってしまうが、実際のところ自分の体型はわかりづらい。
このことは、自分が肥満に気づく事を遅らせる。
さらに「太る」という事は、日々徐々に進行することで起こるから、気づきにくい。
自分でイメージする自己体型と現実の体型は「ギャップ」が生じやすいのだ。
これがひとつめのギャップ、「体型イメージ」である。
さらにイメージギャップは３０代以上の男を悩ませる。
男は２５歳の頃の自分をセルフイメージとして持ち続ける、という話を聞いたことはないだろうか。
もちろん科学的な検証はない。
しかし、なんなとく理解できる、頷いてしまいたくなる男の内面をついているように思えるないだろうか。
女性にこの話をしてみてほしい。まず同意されるだろう。女性は男性をよくみているモノだ。
問題は外側だ。
３０代の男性で運動をしなくなった人は、自分の体力がどのくらいか知らない。全力で走ったり、長時間走ったりしていないから、自分の今の限界体力がわからない。このことが体力イメージのギャップを生み出す。
まず、その人のイメージする体力を考えると、直近の自分の体力を体感する機会がないために直近より遠い過去で見積つもってしまう。
実施の体力はどうなっているかというと、年齢の影響で確実に体力が落ちているのは確実だ。さらに運動をしなくなったら、もちろんその分体力は落ちる。
年齢要因と運動不足要因の２つの要因が重なって、３０代の実際の体力はかなり低い。
３０代の男性の「直近より遠い過去で見積った自己イメージ体力」と「実体力」を較べるとその開きが大きくなるのがわかるだろう。
これが二つ目のギャップ、「体力イメージ」である。
体型と体力のイメージギャップが、特に大きいのは「元部活マン」
３０代になったら２０代と違って食事を減らさなければいけない。
基礎代謝が下がっているし、何もしなければ運動する環境が減る。
アウトプットが減るなら、それにあわせてインプットを減らさなければ必ず太る。
しかし、元部活マンの場合、痩せられる自信があるから、ほっといてしまう。
さらに、体型と体力のイメージのギャップが、運動経験があるがために大きくなりがちなのだ。
元部活マンは
・痩せられる自信があるから、ダイエットを先延ばしにする
・体型と体力のイメージのギャップが大きい
という傾向が強いために、一度太り出すといきなりになる場合があるのだ。
元部活マンがダイエットをするのは、ギャップが強いために普通の人より最初のハードルが高くなることを肝に銘じておこう。
最初こそ超えれば、そこからはお手のもの。元部活マンは簡単に痩せられる。
そんな元部活マンにオススメなのが自力でやるダイエットだ。
自宅で自重でやる筋トレダイエット。
器具がいらないから、やる気さえあればすぐに取り組める。
若い頃に自身でトレーニングしてきた人にとって、カラダを鍛えることにお金を払ってやること自体に抵抗があるはずだ。
取り組むにおいてポイントを紹介したこの記事をぜひ読んでみて欲しい。
「R35男子のボディハック！筋トレダイエットでカラダを変える方法 」
自力ダイエットを成功することを祈る。