部分やせはあるのでしょうか、ないのでしょうか!理論なんでいい!目で確かめたい!ビフォーアフター写真で部分やせを検証した結果をどうぞ!
脂肪が多い部位はどこか?
部分痩せをしたいなら、まず見ていただきたいのがビフォーアフター写真。
特に途中経過が詳細なものを選んだのでご覧ください。
自分が痩せたい部位をよくチェックしながら見てみましょ。
MRI写真を検証する
白い脂肪の層がどんどん消滅して薄くなっていくのがわかります。
なによりも太っている頃は全身に歪みがあるように見えます。
肉と脂肪のせいで腕や腰が色んな方向から力を受けて、本来の位置からブレいているように見えるのです。
より部位にフォーカスしてチェックしてみましょう。
まず脂肪が厚い場所はどこでしょうか?
お腹まわりはダブルな脂肪構成
お腹周りは皮下脂肪と内臓脂肪の2つが占めていることが分かります。
皮下脂肪の厚みは指の本数で言えば3本~5本ほどの幅があり、内臓脂肪は全体が膨れ上がるように大きくなっています。
特に内臓が占める面積が大きい。赤でマーキングした内臓脂肪エリアにご注目ください。
太っているときの内臓エリアはダイエット後の約2倍はあります。お腹をポッコリとさせる押し出し力の凄さを物語っていますね。
ふとももは脂肪層が横に4枚並ぶ
ふともものフォーカス画像をみてみると、白い厚みのある脂肪がふとももを包み込んでいるのがよく分かります。
横方向に目を動かしていくと、両方のふとももの両サイドに脂肪層があり計4枚の脂肪の板が並んでいるよう。
脂肪層の厚みだけで言えば、ふともも脂肪層はお腹まわりの皮下脂肪を超える厚みがあります。以下がその検証をした結果図。
女性はふとももの皮下脂肪がつきやすい洋ナシ体型の太り方をしますから、お腹まわり以上にふとももは気をつけないといけない部位です。
筋トレダイエットではまず一番にふとももの筋肉を強化しますが、女性は脚が太くなると考え敬遠しがち。
しかし筋トレで太くなるのは5%から最大でも10%ぐらいの割合。MRI写真から分かるように脂肪の厚みから考えたら微々たるものです。皮下脂肪を溜め込んだ太い脚をしているのに、これ以上太くなりたくないからと言って脚の筋トレを除外しないこと。
ふとももの筋肉を面積が大きいため、鍛えれば基礎代謝が上がり、また活動力がアップするため必然的に1日の消費エネルギーが増えます。表が大腿四頭筋(だいたいしとうきん)・裏がハムストリング、それぞれバランスよく強化しましょう。
脇下は脂肪でぎゅうぎゅうに
二の腕の裏と胸の横の脂肪の厚みも見逃せません。二の腕の裏側は振袖肉と呼ばれるところで、太るとタプンタプンに。胸の横はあまり騒がれませんがMRI写真を見ると二の腕の裏側と同じ厚さの脂肪層が存在しているのが分かります。
このエリアも横からみていくと、脂肪層が連続的に表れて合わせると総脂肪層の幅はかなりの厚さになります。
胸ラインの横脂肪層を集めると腕1本分の筋肉を上回るという事実。
いや、それ以上に腕を含めた横幅の約3分の1が脂肪であることが判明。
さらにダイエット後の横幅と消えた脂肪を並べると、いい勝負に。
脂肪の厚み、恐るべし!
太っていると「気をつけ!」の姿勢が出来ず、
手が脇腹を離れて逆V字型の気をつけスタイルに。
その理由は脇下に脂肪が集まってしまい、手を脇に添えられなくなるから。真っ直ぐに腕を両脇に添えられなくなったら、かなりのデブ度だと思わなければいけないのでしょう。
顔は下半分が変化する
顔やせは鼻から下が劇的なことが分かります。ほほ肉・アゴライン・首回りが万遍なく大きくなる。
脂肪層ははっきり見えないことから、ステーキのように肉と脂肪が分離される肉付きではなく、肉に脂が散らばった霜降り肉のような肉付きになるのでしょう。
顔の物理的な変化は小さくても、印象的な変化は大きなものです。
ちょっと目元が垂れ下がっただけで歳をとったように見えますし、ほほに少し肉がつくだけで説得力のない顔へいきなり変化します。
顔の変化は脂肪と肉の減少値だけでは効果を表せない場所。微小な変化でも劇的な改善につながります。
部分痩せの検証
体脂肪率25%までは、部分痩せはない
男性なら体脂肪率20%、女性なら体脂肪率25%
それ以上の体脂肪率では部分痩せはないと言えます。
部分痩せというより全体がドーンと同時落ちていく。
例えば脚やせなら…
体脂肪率25%以上の人が、
足だけ痩せる例はなく、
足も痩せる例はいっぱいある。
標準体重から部分痩せが始まる
標準体重レベルになる筋肉が見えはじめます。このレベルからは部分痩せはあると言えますが、正確に言うならば部分強化でしょう。皮下脂肪を落とすというより、中に潜んでいた筋肉を育てて外側に張り出させる。これが部分痩せのメカニズムです。別名で部分強化。
体重がアップしている事例も多くなりますが、見た目は確実によくなっています。
体脂肪率25%以上までは赤字の見た目、常にマイナスな状態の自分を周りに見せている日常。
体脂肪率25%以下まで落とせたら赤字は解消されますが、黒字でもない。マイナスもプラスもない普通の状態。ここから部分強化を図ると積極的に得点を稼げる「カラダの美」が生まれることに。
部分強化ができれば黒字化の達成。カッコよさ・美しさを勝手に周囲へアピールできる攻めの人生へ。
毎日、マイナスを溜め込むのか
毎日、平穏に暮らすか
毎日、プラスを貯めていくのか
体脂肪率が25%を切ったなら、ボディキャラに合ったパーツ攻めに移るべき
胸板・シックスパック・足の引き締め・二の腕ボリュームアップなどなど。
部分やせが可能な7つの改造パーツポイント!
①二の腕を細くする
二の腕を細くするのは2段階に分かれる。
まず最初に体脂肪を落として皮下脂肪を払拭すること。
この際、二の腕だけのダイエットを狙うのではなく、カラダ全体のダイエットを行うこと。
皮下脂肪が落ちてペロンとした二の腕になったら、次は筋肉をつけて引き締めた印象を高めます。
筋肉をつけたら腕が太くなってダメじゃん、と思う女性は以下のスナップ女性をご覧ください。
問題がない腕ではなく、得点を稼ぐ腕にすることをオススメします。
②足を細くする・足を引き締める
足を細く引き締めたいなら、まずふとももの皮下脂肪を落とすこと。足に力を入れてギュッと皮膚を掴んでみてください。つかめた分だけ皮下脂肪が多いということ。まずは手がすべって皮下脂肪を掴めないレベルまで落とすこと。
それから足の筋肉を引き締めます。椅子に座るとふとももが横に広がる度合いが太もものダレ度合い。皮下脂肪がつかめないレベルなのに、ダレ度合いが広い人はふとももの筋肉を強化しましょう。
筋肉を大きくさせるのではなく筋肉の持久力を高めるトレーニングを行うこと。マラソン選手のような足を目指すのです。方法は軽い負荷で回数を多く行うこと。
ウォーキングがもちろんいいのですが、軽めの負荷で1セット20回以上やるような重量やマシンを使ったトレーニングを組み入れると効果スピードが上がります。
脚の主要な筋肉は3つ。それぞれの筋トレメニューは以下から。
③ウエストを細く引き締める
ウエストを細くするならまずは体脂肪率の減少に集中すること。皮下脂肪と内臓脂肪を除外することで劇的に細くなるでしょう。標準レベルまで落とせたら、くびれ作りをするか自分に相談。もしチャレンジするなら、腹筋を割るのも視野にして腹まわりの筋トレを始めること。
④お尻を小さくする
お尻の大きさの主犯格は皮下脂肪。お尻の皮下脂肪はお腹まわりの皮下脂肪の続きであり、富士山の裾野みたいな場所です。
ですから、お尻の皮下脂肪を落とすならお腹の皮下脂肪を落とすこと。これは結局、カラダ全体の体脂肪を落とすことを意味します。
まず体脂肪率を標準レベルまで落としましょう。
標準レベルになってお尻のカタチに納得がいかない、補正したい、ヒップリフトさせない、など改善願望が出てきたら、エクササイズメニューを開始。
スクワット・プランク・バックエクステンション・ヒップアップなど道具いらずのトレーニングから始めましょう。
⑤腹を凹ませる
お腹を凹ませたいなら、まずは体脂肪率を男性なら20%以下、女性なら25%にすること。
そのダイエットと同時に腹横筋を鍛えましょう。腹直筋ではないのでご注意を。
内臓を包み込んでいる筋肉ですから、内臓が前面に飛び出してしまっているポッコリお腹を改善させます。
腹横筋を鍛えることで、内臓を体の深部にキュッと留める力が増すからです。
まずはプランク・ドローインからは始めること。道具いらずですから取り組むのは簡単、でも難度は高いメニュー。
⑥腹筋を割る
腹筋を割るには2つの作業を同時に行うことが必要です。
ひとつは、体脂肪率を男性なら15%以下、女性なら20%にすること。
もうひとつは、腹筋ビック3を鍛えること。
腹直筋を主体に・両サイドから引き締めてくれる腹斜筋・腹を内側にキープさせる腹横筋の3つ。
詳しい解説は以下をご覧ください。
⑦顔やせ
顔やせは体脂肪率に比例します。
体脂肪率が25%以上が標準レベルまで落とすと顔痩せの変化が凄まじいことになります。
体脂肪率を男性なら15%以下・女性なら20%以下のレベルにするとかなりの引き締まりフェイスに。
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部分痩せでもっとも人気なのはふともも。次に二の腕。両方とも皮下脂肪がつきやすい場所。
不思議なのが標準レベルの人がこの部位の部分やせを狙うこと、やり方が体重をさらに落とそうとする方法であること。標準レベルからは筋肉をつけないと見栄えの改善はあまりありません。ダイエットのきつさは増すのに苦労の割に効果がすくない。ダイエットをすれば綺麗になるという考えはまだまだ根付いているようですね。