筋トレを継続するのは難しい。特に何事も面倒臭がる人は筋トレの継続はかなりハード。面倒臭がり屋のひとりである私が、継続のための筋トレ術を提案したい。私達にとって本当に必要なのは筋トレの理論でも鍛え方でもプロテインでもない。

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1.やる気に頼らない

筋トレを始めるのに「やる気」に頼ることは絶対にさけるべきことです。

モチベーションが上がってからやろう!
やる気になってから筋トレするの!

というやり方は面倒くさがり屋は絶対してはいけません。

なぜならモチベーションを上げて行動するエネルギーを上げると
面倒臭がり屋は他のことをやりたくなります。

よし元気になってきたから、今度こそ筋トレしよ!
そして立ち上がった瞬間に本棚に目についた「効果的な筋トレ特集」という雑誌の見出し。
いつも読もう読もうとして、放置しっぱなしだったから、今こそ読むぞ!

そう、筋トレをやる気になった私は「効果的な筋トレ特集」を読むことにエネルギーを費やし、筋肥大ではなく頭の肥大でその日を終える

これが面倒臭いがり屋の典型的な例です。
やる気に頼ってはいけません

2.スタートさせる事がもっとも重要

筋トレを制するにあたり重要なのは理論でも根性でもやる気でもありません。
「はじめられること」が最も重要なことであり、成否を決めるのです。

企業でも、どの会社も計画は上手だが実行はなかなか出来ないもの。
雑な計画に見えても、実行し続けた会社が結果的に突出します。

実行こそ肝心、そして実行の鍵を握るのが「はじめ方」

筋トレも日々の「はじめ方」が難しいもの。
日々やろうと思っても面倒くさくて明日にしてしまう、というループをグルグル回してしまいます。

面倒臭がり屋の「はじめ方」にはコツが。
その最重要な項目を次の項目で大声で提案させてください。

3.惰性で「とりあえず」はじめる

とりあえず始める。

これが面倒臭がり屋につける一番の薬ではないでしょうか。

家に帰ってきたら、とりあえずテレビをつける。
手もち無沙汰だから、とりあえず携帯をみる。

そう、この「とりあえずの行動」を筋トレに使います。

特に強烈な目的意識も欲求も感じていないのに、
実行していることは日常生活に多々ありますよね。

あの「とりあえず感覚」を筋トレをはじめる際に活用するんです。

「ま、とりあえず筋トレしようかな」

こんな感じでテンションをあまり上げずに、惰性ではじめる

テンションをあげると面倒臭いセンサーが探知してしまうので、
なるべくテンションを下げに下げて気づかれないように行動をはじめましょう。

4.頭を使わない・考えない

「とりあえず行動」にいいのは「頭を働かせないこと」。
頭を使って行動する理由や目的への意識を強化するとロクでもないことになります。
いろいろ考えてしまって、結局やらない方向へと進んでしまうからです。

コツは「積極的にぼーっとすること」。

とりあえずやるか、と行動をはじめたら
特に何も考えず、ボーっと筋トレを始めることです。

筋肉を意識してテンションを上げて筋トレをすると効果が高くなると言われますが、この方法では初めからはテンションを上げません

体を動かすことで勝手にテンションは上がってきます。
頭でテンションを上げないこと。

はじめはローテンションで、頭は何も考えずに、とりあえずはじめる

5.心を感じない・心を無にする

頭を使わないことと同時に気をつけたいのが「心」を使わないこと。
やる気の源はココロです。
心が高揚してくるのを待って筋トレするのは、面倒臭がり屋の筋トレ術としては大きな間違い

心は何も感じないようにしましょう。
心を無にしましょう。

頭はボーっと、心は無心に
ただ体に動きをまかせる。

体を動かせば、心も勝手に弾んできます。
途中から筋トレのやる気がメキメキわいてるものです。

こうなれば面倒臭がり屋の勝利ですね。
あなたは自分を制し、自らをコントロールしたんです。

6.はじめは無心、体に行動をすべて任せる

筋トレをはじめるときには、すべてを体に任せてしまいましょう。
右に歩く止まる、時間がないから走るなど、普段は頭を使っていろいろ体をコントロールしますが、筋トレ開始時には「頭」と「心」は使わないようにします。

カラダが勝手にやりはじめるイメージ

「頭」と「心」が行うことは
「ま、筋トレしようかな」というスイッチに軽くタッチするだけ。

面倒だなーとか、疲れたなーとか、
そういう「頭」と「心」の意見は聞き流してしまう。

「とりあえずスイッチ」で起動させた「カラダ」という車にただ乗っているだけ。
そんなイメージで体に行動をまかせましょう。

しかし、無心無情を繕おうとしたのが失敗して
頭と心にある「面倒臭いの赤ランプ」が点灯してしまったら次の技を試してください。

7.面倒臭い対象を入れ替える

「面倒くさいから筋トレをやようかな、今日は」
これは辞めようとするときのロジックです。
しかし面倒臭いの対象を少し変えると心の印象がちょっと変わります。

筋トレはしないと後悔がつのります。
それは微小で無意識な深層心理ですが、心のどこかで「やっておけばよかった」と後悔のココロが芽生えます。

「ちょっとの悔しさ」→「情けなさ」→「自信の低下」とつながり、自分を守る自動防衛装置が働いて「また今度やるさ」と今更ながらに「やる気」が活躍します。自分への攻撃で傷つかないよう「事後やる気」で防御的に対処するんです。

そこでご提案したいのが、後悔心こそ「面倒臭い対象」にする入れ替え術。
後悔心は、ネガティブな心持ちばかりで自分が嫌になりますし、本当に面倒な心理作用ですよね。

だからこう考えるのはいかが。
後悔するのは面倒くさいからやるか、今日は

そして
しぶしぶながらやり始める
あー面倒くせぇ・・・と思いながらはじめる。

そうすればあなたは面倒臭がり屋を上手く手懐けて、当初の目的であった「筋トレをはじめる」ことを達成します。面倒臭い対象を入れ替えてしまえば、動かない面倒臭がり屋も動きはじめる可能性があります。

「面倒くさいから筋トレをやめようかな、今日は」

↓↓↓

「後悔するのは面倒くさいからやろうかな、今日は」

面倒な対象を入れ替えて、上手に自分を動かしてしまいましょう。

8.さらなる奥の手は「今日だけ」の連続攻撃

対象入れ替え方式でも通じなかった場合には、最後の奥の手を使いましょう。

今日だけは筋トレするかな」
今日だけだから、まあいいかな」
今日だけなら簡単だし」

そう「今日だけ攻撃」を頭と心に連続的に投げかけるのです。

子供がおもちゃを親にねだるとき
「今日だけ買って!」
というフレーズを使います。
絶対今日だけじゃないのに、本人は本当に今日だけと本気で考えています
そして泣きじゃくる。

あの「今日だけ買って!攻撃」の時のこどもの心理で、自分に訴えかけてみてはどうでしょうか。

ねえ!今日だけ筋トレして
お願い!今日だけ!
えええええええええええええん…今日だけ

これでも筋トレをしないというのなら、その日は休ませてあげましょう。
そのとき「今度は頑張ってね」とは声をかけないでほしい。
きっとその人は十分に傷ついているから。
やっておけばよかったと…

「筋トレの壁」を超えられれば、習慣を手に入れる

上記の一連の問題を「筋トレの壁」と表現します。
「筋トレの壁」とは「続けられないこと」
大多数の人が阻められる分厚い壁です。

その壁の支柱となっているのは
はじめられないこと。

たったそれだけことではありますが、
はじめられない毎日の積み重ねが
大きな壁を形成しています。

この壁の先へ進むには
のぼるのでもなく、
壊すのでもなく、
透明にして通過してしまうことです。

「とりあえず筋トレするかな」という呪文
この壁は消えます。

その先にあるのは「習慣」という果実。
この果実を手にすれば、もう呪文を唱える必要はありません。

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初めの一歩の記事5選

日本代表をする面倒臭がり屋である私は、こうして日々筋トレと闘って勝ったり負けたりしています。
この方法があなたに効くかどうか、わかりません。
でも伝えたいのは、筋トレするならやっぱり筋肉を重視すべきということ。
筋肉が頭と心に元気をくれます。

筋トレの壁は正面から戦うのではなく、上手にいなしましょう!

最後に筋トレ初戦を始めるにあたって最適な記事5つをご紹介。

  1. 筋トレ1ヶ月目の変化とスタートノウハウ
    どのように進めていけばいいのか、トレーニングのポイントを解説しています。
  2. 筋トレはまず2ヶ月やることがポイント!
    2カ月目から結果が出始めます、なぜ2カ月目なのか?その理由を知っておけば前を向いていけます。
  3. 筋トレを3ヶ月続ける方法
    成功者は初心者のキモチが分かりません、成功者の体験談は実は初心者を苦しめる元凶。人間の成長パターンを知っていけば上目線のアドバイスなんて必要ありません。筋トレを初めて3か月に起こる事象を予め知っておけば壁にぶつかっても戸惑わずに対処できます。
  4. 30日間プランクチャレンジ
    最初に取り組むのにベストなプログラム。1カ月間の体幹トレーニングを通してボディにスイッチを入れます。
  5. ビフォーアフター総特集
    筋トレダイエットの成功者の軌跡を集めた特集記事、自身にフィットする最適な目標像を見つけられるでしょう。ダメになりそうな時は彼ら・彼女たちが助けてくれます。

初めの一歩としてオススメしたいトレーニングは「30日間プランクチャレンジ
プランクは道具いらずで家で出来る簡単なメニューですが、その手軽さからは想像できないほどのトレーニング効果があります。30日間プランクチャレンジは、このプランクを1か月間に渡って少しずつ長く出来るようにするプログラムで、カラダにも徐々に少しずつスイッチを入れてココロを変えていくという、面倒臭がり屋に最適なチャレンジコースです

30日間プランクチャレンジ

いい筋トレ生活を!